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特集◎高齢者にやさしい薬・検査・ロボット Vol.3
日本発の独自技術が実用化 高齢者の体と心をアシスト
身体機能や認知機能を改善するロボット

 日本が得意とするロボット技術が、高齢者の医療・介護に大きなインパクトを与えそうだ。中でも世界レベルで実用化が進んでいるのが、失った身体機能を改善・補助・拡張するロボットスーツ「HAL」と、心理・情動に働き掛けるメンタルコミットロボット「パロ」だ。


 高齢者の医療・介護の助っ人として、大きな期待を集めているのがロボットだ。経済産業省によると、医療・介護分野のロボット産業の市場規模(推計値)は、自立支援(リハビリ機器)が5億~7億円、介護・介助支援が1億~6億円。それが2025年にはそれぞれ、825億円、414億円へと100倍以上に成長すると予測されている。新たな市場を目指して多くの企業が参入しており、国もその開発・普及を支援する(2ページ別掲記事)。

ロボットスーツ
装着者の筋肉の動きと一体化

 下半身に障害のある人や高齢のため脚力が弱くなった人を対象に、歩行や立ち座り、階段昇降といった動作を補助するのが、筑波大大学院システム情報工学研究科教授の山海嘉之氏が開発したロボットスーツ「HAL」(写真8)だ。

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