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2013年8月号特集◎誰もが診る 心房細動 Vol.5
根治を目指すカテーテルアブレーション
最新機器で成績向上

 発作性心房細動の多くは、肺静脈心筋スリーブからの異常自動能が引き金となり、群発する異常興奮が心房に流入するために起こることが分かっている。この異常興奮が左心房に進入しないように肺静脈と左心房の接合部心筋を焼灼する肺静脈隔離術が、心房細動の根治を目指すカテーテルアブレーションの基本的手技となっている。

 近年、経験の積み重ねによる手技の向上やデバイスの進歩によってカテーテルアブレーションの成功率は向上し、治療による合併症は減少している。当初は肺静脈隔離術を行う際、肺静脈入口部で電気的結合を隔離していたため、肺静脈入口部狭窄を生じる恐れがあった。現在は、左心房接合部を含む拡大隔離を行うため、肺静脈狭窄は防止され、有効性も高まっている。

 また、CARTOシステム(ジョンソン・エンド・ジョンソン社)など3次元マッピングシステムが登場したことで、取り込んだCT画像と正確なカテーテル位置を確認しながら操作でき、施術時のX線透視時間を大幅に短縮できた(図)。

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