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日経メディカル2012年12月号特別編集版「脳心血管疾患の最新動向」転載
降圧に注意すべき糖尿病患者像と目標達成のためのコツ
【特集】糖尿病患者130/80mmHg達成への道 Part 2 

 一口に糖尿病合併高血圧患者と言っても、その病態はさまざまなため、治療を行う際には個々の患者に応じた降圧を行う必要がある。「例えば、動脈硬化性冠動脈疾患、閉塞性動脈硬化症や頸動脈狭窄など大血管の狭窄性病変を伴っている場合、一律に降圧するのは適切でないケースがある」と、日大の久代登志男氏は注意を促す。

降圧前に狭窄性病変を確認すべき
 脳心血管障害の既往や狭窄性病変を持っている患者においては、降圧によりイベント発生率が上昇することがさまざまな介入試験で報告されている。

 高血圧を有する50歳以上の安定冠動脈疾患患者を対象としたINVEST試験のサブ解析では、拡張期血圧が60mmHg以下になるとむしろ心筋梗塞が増加した(図3)。

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