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日経メディカル2012年12月号特別編集版「ロコモティブシンドロームと骨折予防」【学会トピックスWIDE】転載
骨代謝マーカーの適正使用ガイドライン改訂
薬剤選択もしくは治療効果の判定に有用

 「骨粗鬆症診療における骨代謝マーカーの適正使用ガイドライン(2012年版)」が2月に改訂されたことを受けて、第14回日本骨粗鬆症学会では同ガイドラインに関するシンポジウムが開催された。骨代謝マーカー検討委員会副委員長を務めた北陸大学薬学部生命薬学講座教授の三浦雅一氏が最初に登壇し、改訂の経緯と意図を解説した。

 三浦氏は、前回の改訂から長期間が経過し、臨床現場での骨代謝マーカーの利用が大きく変化していることから、(1)骨粗鬆症において骨代謝マーカーを測定する意義について概念的な紹介を行う(2)2004年版ガイドライン策定以降に測定法が変更された、あるいは新規に保険適用となった骨代謝マーカーを中心に加筆し、参考値を具体的な数値として提案する(3)提案される数値は日本人における報告をすべて同等に扱い、各骨代謝マーカーは可能な限り同時に検討された数値を採用する─の3点の基本方針に基づいて作業を進めたと述べた。

 具体的な改訂内容については、骨代謝マーカーの分類に骨形成マーカー、骨吸収マーカー以外に骨マトリックス関係マーカーを設けたこと、骨代謝マーカーの腎機能に対する影響の有無を記載したこと、治療薬選択時および骨吸収抑制薬の治療効果判定時の2種類のフローチャートを設けたことを紹介した(図1)。

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