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日経メディカル2012年11月号「特集 外来で治す創傷・熱傷」転載 Vol.10
深い創は糸を使ってドレナージ
TIPS 5

数本のナイロン糸を束ねたものを創口に直接挿入する。

 動物咬傷や深い裂創は、丁寧に洗浄をしても創部の奥に血液や膿がたまり、感染が起こることがある。そのため一般的にはドレナージを目的にガーゼを詰めたり、ドレーンを創部に挿す処置が使われている。だが、猫咬傷など傷口が小さい場合、処置に難渋することが少なくない。

 そこで役立つのがナイロン糸を使ったドレナージ法だ。処置に用いるのは、ナイロン糸を4cm程度に切り、絆創膏で固定したり数本を一緒に丸めて束ねた状態のもの(右図)。使用の際には、創部を洗浄した後に、傷口に直接挿入して固定する(右下写真)。さらにその上から血液や膿を吸収させる目的で、吸収力のある被覆材を創口に当てるだけだ。

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