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特集●保健所発!臨床医が知っておきたい「結核」のこと Vol.2
「もしかして・・・結核?」というケースに出合ったら

2011/09/01
平成23年度 結核予防会結核研究所 結核対策合同アドヴァンスコース受講生有志(編集担当:北里大学医学部公衆衛生学講師 和田耕治)

第2回 結核の検査と治療
 前回は結核の疫学について簡単にご紹介しました。今回は、日常的に結核対策に従事している保健所医師から臨床現場に向けて、「もしかして・・・結核?」というケースに出合ったときに診断のヒントとなるポイントをまとめます。

 はじめに、今回取り上げる結核の診断の遅れについて、第1回と同様に、100人の新規結核患者さんの状況を紹介します。

 100人の新規結核患者さんがいたときに、発症から診断まで3カ月以上かかってしまった人(受診の遅れand/or診断の遅れ)は18人でした。一方、初診から診断まで1カ月以上かかってしまった人(診断の遅れ)は、20人いました。

  これらのデータは、都道府県・政令都市別にも分析され、結核予防会結核研究所の疫学情報センターのホームページに、結核管理図という名前で掲載されています。さらに細かく保健所別に分析されたデータは、各組織へフィードバックされ、地域での結核対策に役立てられています。

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