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本誌連動◇糖尿病診療 私のさじ加減 Vol.2
鍵はDPP4阻害薬とビグアナイド(その2)
百花繚乱の経口薬をどう使いこなす?

福井県済生会病院の番度行弘氏は、ビグアナイド薬とDPP4阻害薬を中心とする初期治療の流れを提案する。

 Vol.1では、耐糖能障害の主要因がインスリン分泌不足である患者に対する経口血糖降下薬の処方の考え方、DPP4阻害薬の位置づけを紹介した。では、肥満がありインスリン抵抗性が強い患者にはどうするか。これに対しては、ビグアナイド薬を第1選択薬に挙げる専門医が多い。

抵抗性にはビグアナイド薬
 「ビグアナイド薬は単剤では低血糖を起こしにくく、インスリン分泌を刺激しないので体重も増えにくい。英国で行われた大規模臨床試験UKPDSで、大血管障害の抑制効果が示されている点も評価できる」と福井県済生会病院(福井市)内科部長の番度行弘氏は話す。

 ビグアナイド薬は、乳酸アシドーシスに対する懸念から、一般医の間ではこれまで使用を躊躇する向きが強かったが、専門医の間では、リスクの高い患者を除外すれば安全に使用できるというのが共通見解となっているようだ(表1)。

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