横浜市立みなと赤十字病院耳鼻咽喉科部長の新井基洋氏が考案した、めまいのリハビリテーションのメニューは、全21種類(表1)。各メニュー、つまり患者に行ってもらうそれぞれの動作は、「視線を変えたときにふらつく」「寝返りを打ったときにふらつく」といった、めまいが起こる状況に対応しており、大きく5つのレッスンに分類されている。
同院では、入院中に21種類の動作をすべて指導し、退院時には新井氏が、めまいの原因となっている疾患別に最低限行うべきメニューを指示している。患者にもめまいが起こりやすい状況は各自で把握してもらい、それに対応する動作も重点的に行ってもらう。退院後はチェックシートを使って、毎日それぞれの動作をこなしているかどうかを「完璧」「ほぼ完璧」「少しフワっとする」「目が離れる」「未習得」のいずれかで評価、記録してもらい、外来で経過観察を続けている。
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