
表1 ESCの心房細動ガイドラインに導入されたCHA2DS2-VAScスコア【画像クリックで拡大】
8月25日からストックホルムで開催された欧州心臓学会(ESC2010)では、新しい心房細動(AF)ガイドラインが発表された。これまでのESCの心房細動ガイドラインは、米国心臓協会(AHA)や米国心臓学会(ACC)と共同で作成されていたが、今回から初めて、ESC単独のガイドラインとなった。
ガイドラインを取りまとめた英ロンドン大学のJohn Camm氏は、「新しい薬物治療が可能になり、治療方法についてのエビデンスも集積されたため、ガイドラインの改訂に至った。薬物の選択や規制などの環境が米国と異なるため、欧州独自のガイドライン作成に踏み切った」と話した。