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本誌連動◇悩ましい慢性痛を封じる Vol.2
慢性疼痛へのオピオイドの使い方
癌性疼痛とは全く異なる処方法

 オピオイドは、日本では癌性疼痛への使用が主だが、米国のように非癌性疼痛の患者に大量に処方されている国もある。その米国では、医療用麻薬の乱用で多数の死亡者が出て、社会問題化している。米国のようなオピオイドの乱用を予防し、適正使用の枠組みを整備することが日本でも求められる。

 まず、知っておきたいのが、非癌性疼痛患者において、癌性疼痛と同じ方法でオピオイドを処方すると、薬物依存が生じやすいこと。

 福井大麻酔・蘇生学准教授の廣瀬宗孝氏らによると、慢性疼痛の患者に対して、癌性疼痛と同様のオピオイドの使い方を行った場合、11人中2人(18.2%)の患者で薬物依存(嗜癖)が生じていたという。

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