日本皮膚科学会は、4月に行われた同学会総会で、「男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)」を発表した。日本における脱毛症のガイドライン策定はこれが初めて。ガイドライン策定委員長の坪井良治氏(東京医科大学皮膚科教授)は、「市販の育毛剤が数多く普及し、育毛サロンなども増えている。薄毛関連の市場は1000億円ともいわれるが、科学的根拠に基づかない治療法も横行している。学会としてもこうした状況を無視できず、日本の実情に合ったガイドラインの策定が必要と判断した」と話す。
特集●エビデンスに基づく薄毛・脱毛治療
特集●エビデンスに基づく薄毛・脱毛治療
「男性型脱毛症」で初のガイドライン
日本皮膚科学会が無効な治療法の蔓延を懸念
2010/06/02
友吉由紀子=日経メディカル
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