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本誌連動◇糖尿病の診療が変わる Vol.4
将来的にはインクレチン関連薬が第1選択薬に

「DPP4阻害薬は、食事時間が不規則で低血糖を起こしやすい患者にも使いやすい」と語る朝日生命成人病研究所の大西由希子氏。

 インクレチン関連薬は、2型糖尿病の薬物療法にどのように組み込まれるのだろうか。

 関西電力病院(大阪市福島区)院長の清野裕氏は、「単剤投与の場合、血糖降下作用の強さから考え、DPP4阻害薬はHbA1cが8%以下とあまり高くない患者に使い、6.5%未満という治療目標を達成したい。GLP1はHbA1cが10%以下の患者までなら、単剤あるいは併用で治療目標を達成できるのではないか」と分析する。

 シタグリプチンなど複数のインクレチン関連薬の臨床試験に参加した、朝日生命成人病研究所(東京都千代田区)治験部長の大西由希子氏は、「例えば食事時間が不規則でSU薬では低血糖を起こしやすい患者には、これまで1日3回投与のグリニド薬を処方していた。このような症例に1日1回の服用で済むDPP4阻害薬を使えば、単剤で低血糖の心配もなく、コンプライアンスも期待できる」と語る。

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