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特集●日本医師会会長選挙をめぐって VOL.14
原中氏が推す常任理事候補に現日医常任理事が2人
東京都医師会の今村聡氏の名前も

 4月1日に行われる日本医師会会長選挙に伴って行われる副会長および常任理事選挙について、現日医会長の唐澤祥人氏、京都府医師会長の森洋一氏に続き、茨城県医師会会長の原中勝征氏も自らが推す候補名を明らかにした。副会長候補は埼玉県医師会会長の吉原忠男氏など3人、常任理事候補は三重県医師会の青木重孝氏など10人。

 原中氏が推す13人のうち、各地区の推薦を受けている高杉敬久氏、藤川謙二氏、石井正三氏のほか、現日医常任理事の今村聡氏の4人が唐澤氏や森氏が推す候補者のリストにも名を連ねている。ただし、副会長を含む13人中8人の候補が重複していた唐澤氏と森氏の推薦候補と比較すると、独自色が強いと言えそうだ(関連記事:3.25「森陣営も副会長、常任理事候補を公表」)。

 東京都医師会に所属し、唐澤執行部下で常任理事を努めている今村氏に対しては、原中氏が直接連絡を取り、快諾をもらっているという。また、中央社会保険医療協議会(中医協)委員である茨城県医師会の鈴木邦彦氏が常任理事候補に入っており、原中氏が望む候補者が執行部に入った場合には、再び中医協委員に日医執行部のメンバーが入ることになる。

 ただし、今回の選挙では、会長が決まると同時に、副会長以下執行部のメンバーが確定する“キャビネット制”を3人の会長候補すべてが否定しており、会長が決まっても副会長や常任理事は改めて選挙で選ばれる。そのため、仮に原中氏が会長になっても、唐澤、森両氏を支持する代議員を足し合わせた数が、原中氏を支持する代議員数を上回れば、唐澤、森両氏を推す候補が副会長や常任理事に選ばれる可能性は高い。

 その点について原中氏は、「副会長には会長の手足、心となって働いていただける方を選んだ」と語り、自身が会長になった際には自分が働きやすい体制になることを希望する一方、「会長には罷免権はない。副会長や常任理事が希望する人にならなかった場合も、そうなったなりに目的を達するための手段を考えていかなければいけない」と話した。


表 原中氏が推す副会長および常任理事候補(敬称略)

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