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特集●医療と総選挙2009 Vol.11
民主への突風は茨城にも! 茨城ルポ(3)
「医師会の反対は突然」敗れた丹羽元厚生大臣

 民主党が308議席を獲得し、圧勝に終わった第45回衆議員選挙。医療界の注目を集めた茨城6区でも、民主党に強い追い風が吹いた。元厚生大臣で厚労族の大物の丹羽雄哉氏と、旧厚生省のOB大泉博子氏との戦いは、丹羽氏11万4204票に対して大泉氏が14万7865票を獲得し、勝利を収めた。

 開票が始まって約1時間半が経過した21時30分。廃業したガソリンスタンドに集る人たちの間で、ひときわ大きな歓声が上がった。その建物を選挙事務所に使っている民主党の大泉博子氏に、当選確実の一報が流れた瞬間だった。そのとき大泉氏は傍らに座る茨城県医師会会長の原中勝征氏と固く握手をした。

 開票速報が始まった20時ごろから、大泉氏の事務所には勝ち戦の空気が流れていた。民主党候補者の当選確実のニュースが流れるたび、大きな拍手が起こった。後に大泉氏が話したところによると、自身、今年4月ごろには、地元を歩きながら「勝てそうだ」という確かな手ごたえを感じていたという。

 また、大泉氏の選挙活動を積極的に支援してきたある開業医も、「丹羽陣営の動きが遅かったため、勝てるのでは、と思っていた。茨城県でも看護協会や薬剤師会などは自民党支持に回っていたが、現場では看護師などとも『今の自民党はおかしい』との声が強く、民主党を推す私たちの動きを邪魔することはなかった」と話す。

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