介護保険の制度設計に携わった岡光序治氏(元厚生省事務次官)が、今年6月、本誌のインタビューに応じた。岡光氏は、94年9月号の特集記事に登場、介護問題の重要性を強調し、民間企業の参入に積極的な姿勢を見せた。
岡光氏はその後、特別養護老人ホーム建設を巡る汚職事件で収賄罪に問われ、96年に逮捕。懲役1年の実刑判決を受け、服役した。この汚職事件は、その後の厚生省の求心力低下の一因となり、厚生行政の停滞にも結びついた。
ただし、岡光氏が介護保険制度の立ち上げに尽力したキーパーソンであったことは事実。そこで、2010年で満10年を迎える介護保険の発足までの経緯や、制度設計上の工夫について振り返るとともに、今後の課題についても語ってもらった。
※本記事は、2009年7月17日発行の500号記念臨時増刊号に掲載されたインタビュー記事をベースに、誌面の都合で掲載できなかった内容を加筆したものです。
(500号臨増についてはこちら)
特集●日経メディカルは何を伝えてきたか(500号記念臨増転載)
特集●日経メディカルは何を伝えてきたか Vol.5(500号記念臨増転載)
「介護への市場原理導入は間違っていなかった」
元厚生省事務次官 岡光 序治氏 インタビュー
2009/08/18
久保田 文=日経メディカル、井上 俊明=医療局編集委員
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