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どうなる?2010診療報酬改定

シリーズ●どうなる?2010診療報酬改定 Vol.39
厚労省が改定議論の論点整理案を提示
「診療所再診料引き下げなら“一本化”はのめない」との声も

1月13日の中央社会保険医療協議会(中医協)総会では、厚生労働省が、2010年度診療報酬改定に向けたこれまでの議論の論点整理案を示した。

 中央社会保険医療協議会(中医協)総会が1月13日に開催され、厚生労働省が、2010年度診療報酬改定に向けたこれまでの議論の論点整理案を示した。

 この整理案は、昨年9~12月に計15回開催された中医協診療報酬基本問題小委員会での議論の内容を、社会保障審議会医療保険部会・医療部会による「平成22年度診療報酬改定の基本方針」に沿ってまとめたもの。それぞれの項目別に、以下のように整理されている。

<重点課題1>救急、産科、小児、外科等の医療の再建
・充実度評価の高い救命救急センターの評価を引き上げる
・ハイケアユニット入院医療管理料の算定要件を緩和するとともに、評価を引き上げる
・救急医療管理加算・乳幼児救急医療管理加算の評価を引き上げる
・ハイリスク分娩管理加算の対象を拡大するとともに、評価を引き上げる(ハイリスク妊娠管理加算は対象を拡大)
・NICU向けの新生児集中治療室管理料の算定要件を緩和するとともに、評価を引き上げる
・NICU入院患者に関する退院調整加算を新設する
・小児入院医療管理料を再編する(常勤医が9人以上の場合の評価を新設)
・手術全体の評価を概ね引き上げる

<重点課題2>病院勤務医の負担の軽減(医療従事者の増員に努める医療機関への支援)
・一般病棟入院基本料において、入院早期の加算の引き上げを行う
・7対1および10対1入院基本料において、看護職員の月平均夜勤時間を72時間以内とする要件のみを満たせない場合の評価を新設する
・準7対1入院基本料を廃止する
・15対1入院基本料の評価の適正化を検討する
・7対1および10対1入院基本料において、重症度・看護必要度の基準を満たす患者の割合が一定以上の場合に、看護補助者の配置を評価する
・救急病院などを受診した軽症患者について、一定の条件を満たした場合に、医療保険の自己負担とは別の「特別な料金」の徴収を可能にすることを検討する
・医師事務作業補助体制加算の算定要件を緩和するとともに、評価を拡充する
・看護職員を手厚く配置する有床診療所の評価を新設する

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