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特集●ついに判決 福島・大野病院事件 vol.3
加藤被告に無罪判決 異状死の定義にも踏み込む

福島地方裁判所の外観。裁判所の表玄関前には、開廷の2時間以上前から多くの報道カメラマンがスタンバイした。

 福島地裁は8月20日、福島県立大野病院で帝王切開手術を受けた女性を失血死させたとして、業務上過失致死罪や医師法21条違反に問われていた産科医・加藤克彦被告に対し、無罪判決を言い渡した。

 →当日配布された「判決要旨」はこちら(PDFファイル:900KB)

 大野病院事件は、現在の産科医療の崩壊を招いた要因の1つとして世間の注目が高く、医療界からは「捜査機関による加藤被告の逮捕・起訴は不当」との批判が集中、無罪を訴える声が多く上がっていた。当日開かれた記者会見で弁護側は、「当事件は産科医の不足状態を招くなど、医療界に大きな影響を与えた。今回の無罪判決でその影響が少しでも払拭されれば、これまでの加藤医師の苦労が報われたといえるのではないだろうか」と評価した。

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