一生懸命指導して、患者さんも努力してくれているのに、いまひとつ効果がない―。アトピー性皮膚炎の診療で困ったときには、新しい知見を取り入れ、やり方を少し変えるだけで治療効果がぐっと上がる可能性がある。近年、アトピー性皮膚炎の病態や治療薬の研究が細かい部分まで進んだことで、日常診療の中で見直すべきポイントが明らかになってきたからだ。アトピー治療を改めて見直し、より効果が得られるヒントを専門医に聞いた。
第1回目は、九州大学皮膚科教授の古江増隆氏。ステロイド外用薬と並び、抗炎症外用薬として使用が広がっているタクロリムス軟膏について、少ない副作用で最大の効果を得るための工夫を紹介してもらった。
新規に会員登録する
会員登録すると、記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。
この連載のバックナンバー
-
2008/08/25
-
2008/08/15
-
2008/08/12