認知症を疑った患者には、症状を客観的に評価するため、まずはスクリーニング検査が行われることが多い。認知症のスクリーニング検査でよく使われるのが「改訂長谷川式簡易知能評価スケール」(HDS-R)と「Mini Mental State Examination」(MMSE)だ。
広く普及しているにもかかわらず、プライマリケア医がこれらの使い方を学ぶ機会はほとんどないため、具体的にどう使えばいいのか悩む医師も少なくない。しかし、介護保険制度で医師に求められる「主治医意見書」では、HDS-Rの総合点数を記載する必要があるなど、専門でないからと避けて通れないのが現状だ。
「検査を行うときの注意点は?」「特に重視すべき設問はどれ?」「結果の解釈は?」――。認知症スクリーニング検査でスケールを使いこなすための“極意”を、認知症専門医に聞いた。
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