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学会トピック◎日本小児科学会が専門医調査の中間報告
小児専門医の職責と過重労働の実態が明らかに
週60時間以上勤務は4割、80時間以上も1割

調査担当を務める鈴木康之氏

 日本小児科学会は2022年4月、小児科専門医に関する調査研究の中間報告をまとめた。全国3559人の回答から、小児科専門医が多様な兼務に従事し多彩な活動に取り組む実態が判明。一方で、約4割が週60時間以上、約1割が週80時間以上、勤務に従事していることも明らかになった。学会は、小児科医の職責と過重労働の実態を、今後の小児医療政策や専門医制度に反映させるよう国などに働きかけていきたいとしている。

 今回まとまったのは、日本小児科学会専門医制度運営委員会が実施した「小児科専門医の職責・貢献・勤務実態に関する調査研究」の中間報告。そのエッセンスについては、同委員会の調査担当を務める岐阜大学医学教育開発研究センターの鈴木康之氏が第125回日本小児科学会学術集会で報告した。

 調査は全国の小児科専門医(1万6516人)を対象に、ウェブアンケート形式で実施。卒業年や研修施設名などの基本情報をはじめ、勤務形態、主な勤務先、勤務時間や残業時間、宿日直回数、オンコール回数、休養日数をたずね、さらに活動施設と分野についてはエフォート率(自分の業務時間の何%をどの業務に充てているかの概略(注1))の回答を求めた。

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