定期接種化を望む声が多いものの、無菌性髄膜炎の副反応への懸念から、いまだ任意接種に据え置かれているおたふくかぜ(ムンプス、流行性耳下腺炎)ワクチン。そこで無菌性髄膜炎の発生頻度を明らかにすべく、日本小児科学会が主体となり、2021年2月から全国調査が行われている。正確なデータの集積には2022年度中に10万~20万人の症例登録が必要となるが、昨年はおたふくかぜワクチンの供給不足が重なり、現在までに集まった症例数は2万9000例程度だ。調査に携わる医師は「ぜひ1人でも多くの接種医に協力してほしい」と呼びかけている。
新規に会員登録する
会員登録すると、記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。