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シリーズ◎エキスパートの診断プロセスに学ぶ(No.02)
71歳女性、意識障害で受診、あなたの鑑別は?

 エキスパート診断プロセスを体感する企画にようこそ。今回は、意識障害を主訴に初診外来を受診した71歳女性の症例について診断推論の実際を再現します。自転車で走行中に転倒して頭部を打撲。これを機に、短期記憶障害、見当識障害などが出てきました。さて、あなたの鑑別は……。

 注目は、実際の症例を基にした診断推論が進んでいく点です。ディスカッサントの先生には、事前に症例情報を提供することはありません。プレゼンテーションの内容を読み解きながら、自らの診断戦略にのっとって確実に正しい診断に迫っていきます。そのスピードと着眼点に触れられることが、このセッションの醍醐味です。

 まず、症例の年齢、性別、そして現病歴の説明までが終わった段階で、1回目の診断推論が行われます。そこで語られるのは、それぞれのディスカッサントの診断思考過程です。直観的にはどのような疾患を疑うのか。可能性のある疾患は何か。鑑別のために必要な情報は何か……。プレゼンターの医師は、目の前で展開されるディスカッサントの診断思考過程を体感しながら、自らの思考過程を振り返ることになります。

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