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トピック◎ウイルスが宿主の免疫を逃れる仕組みを解明
HCVが持続感染できるのは免疫関連分子の成熟を阻害するため

 C型肝炎ウイルス(HCV)に感染するとおよそ7割で持続感染が成立してしまうことが知られている。HCVが持続感染すると、慢性肝炎、肝硬変へと進行し、最終的に肝癌を発生してしまうが、それまでには20年から30年かかる。この間、なぜHCVは免疫機構を回避し、持続的に感染し続けられるのか。大阪大学高等共創研究院教授(同大微生物病研究所を兼務)の岡本徹氏らの研究グループは、HCVが宿主の酵素に作用し、免疫機構に関わるMHC class I蛋白質の成熟を阻害して持続感染を成立させるメカニズムを発見したと発表した。

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