日経メディカルのロゴ画像

どうする? 今冬のインフルエンザ予防接種

2020/09/15
日経ヘルスケア編集

 新型コロナウイルス感染症COVID-19)の流行が続く中、今冬はインフルエンザとCOVID-19の同時流行が懸念されている。両疾患は感染力が強い上、外来診療において臨床症状から鑑別することは困難とされている。日本感染症学会は「流行が重なれば重大な事態になる」とし、提言「今冬のインフルエンザとCOVID-19に備えて」で医療関係者、高齢者、ハイリスク群患者も含め、インフルエンザワクチンの接種を強く推奨する方針を示した。

 そこで、日経メディカル Onlineの医師会員を対象にウェブでアンケートを実施。開業医を中心に、今冬のインフルエンザワクチンの需要増を見据えた予防接種時の対応と院内感染対策について尋ねた。

 予防接種時の対応については、各医療機関で判断が分かれそうだ。COVID-19の流行を受け、インフルエンザワクチンの需要は高まることが予想されるが、ワクチンの供給量には限りがある。そのため厚生労働省は2020年8月28日の「第45回厚生科学審議会感染症部会、第39回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会」で、原則として「65歳以上の高齢者等で接種を希望する人」は10月前半から接種を開始し、それ以外の人は10月後半まで待つよう呼び掛けるとした。10月後半からは、特に「医療従事者、65歳未満で基礎疾患のある人、妊婦、乳幼児から小学校低学年(2年生)で接種を希望する人」に接種を呼び掛けるとした。

 これを踏まえ、各医療機関でのインフルエンザ予防接種の対応について尋ねたところ、「年齢・基礎疾患等に応じて優先順位はつけない」「検討中」がともに29%で最も多いという結果となった(図1)。しかし、「一定期間は年齢・持病等に応じて優先順位をつけて接種する」という回答も19%見られ、既に方針を固めている医療機関のうち約4割が優先順位をつける考えであることが分かった。

Q1 インフルエンザの予防接種を行うに当たって、対象者の年齢・基礎疾患等に応じて受付期間を分けたり、優先順位をつけるといった対応を検討していますか?
※クリックで拡大します

この記事を読んでいる人におすすめ