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学会トピック◎第1回日本喘息学会総会学術大会
もっと簡単な喘息診断法を活用してほしい

近畿大学病院病院長/呼吸器・アレルギー内科部門主任教授の東田有智氏。

 喘息死をゼロにするためには、非専門医にとっても分かりやすいガイドラインの作成が必要不可欠だ──。このたび第1回日本喘息学会総会学術大会(会期:8月9~10日、開催地:大阪市)が開催され、同学会理事長を務める東田有智氏(近畿大学病院病院長/呼吸器・アレルギー内科部門主任教授)が「喘息診療の今後への期待と日本喘息学会設立の意義」と題して講演を行った。

 わが国における喘息による死亡者数は、1998年に「喘息予防・管理ガイドライン」が初めて発表されて以降、大きく減少した。しかし、近年は1500人/年前後で横ばいとなっており、減少率は鈍化している。他の先進国と比較しても、日本の喘息死亡率は依然として高い。その理由の1つとして、東田氏は「重症例の拾い上げが不十分だ。喘息死患者の重症度の内訳を見ると、重症であるにもかかわらず、軽症と診断されていた喘息患者も一定数いる」と指摘する。

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