脳心血管疾患発症のリスクの1つである睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対する持続陽圧呼吸療法(CPAP)が岐路に立たされている。CPAPを使った在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料の遠隔モニタリング加算が2018年度診療報酬改定で新設され、アドヒアランスの向上に期待がかかるが、実はCPAPの心血管疾患抑制効果を検証した臨床試験は失敗の連続だ。現状の評価は、「陽圧呼吸療法は睡眠時無呼吸患者の心血管疾患発症リスクの減少とは関係がない」。一方、昨年、SASに対する埋め込み型デバイスが承認された。今後、SAS治療におけるCPAPの位置づけはどうなるのか。識者に聞いた。
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