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リポート◎糖尿病患者の降圧治療を再考する(2)
糖尿病でのβ遮断薬の効果、ホントはどっち?

 国内のガイドラインでは、糖尿病を合併する高血圧の降圧治療の第一選択薬はRA系阻害薬が推奨されている。そして効果不十分であれば、Ca拮抗薬や利尿薬を併用する。一方、β遮断薬については、単独または利尿薬との併用によって糖・脂質代謝に悪影響を及ぼすことが指摘されており、「労作性狭心症や陳旧性心筋梗塞合併例では、β遮断薬も心保護作用を有し、血圧管理に有用である」と示されているのみで、適応は明確ではない。

 こうした中、糖尿病患者に対してβ遮断薬はどういう効果があるのか追究したのが国立国際医療研究センター病院糖尿病内分泌代謝科の辻本哲郎氏。実は辻本氏、自らの研究で「β遮断薬は非常に有用かも!」と考え、そして「やっぱりダメ」な結果を得て、今は適応を限定して使うべきと考えている。この辻本氏に糖尿病患者の降圧治療におけるβ遮断薬の意義について語ってもらった。


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