血糖、血圧、脂質の3つの因子を厳格に管理する多因子強化療法は、糖尿病患者の心血管イベントリスクを抑制する――。デンマークのSteno-2研究でこのように報告されてから14年が経過した今年、日本人を対象に多因子強化療法の有効性を検証するJ-DOIT3試験の結果が発表された。現在の標準的な治療に比べ、より厳しい目標を目指した強化療法は主要評価項目である複合心血管イベントをおよそ2割、脳血管イベントに限っては6割も低下させるという結果が得られたが、「結果の解釈には慎重になるべき」との意見も挙がっている。
新規に会員登録する
会員登録すると、記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。