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トレンド◎iPhoneアプリが疫学研究の可能性を広げる
スマホを使ったインフルエンザの疫学研究始動

「インフルレポート」を立ち上げたときの画面

 2016年11月、iPhone用のアプリ「インフルレポート」がリリースされた。このアプリはiPhoneユーザーなら誰でも使えるアプリで、利用者は登録した地域のインフルエンザの流行状況を知ることができる。流行状況のデータは、利用者自身が入力したインフルエンザ罹患歴などのデータに基づく。

 インフルエンザの流行状況をインターネットで調べる取り組みとしては、検索ワードに基づいて流行を予測する「Googleインフルトレンド」などが有名だが、インフルレポートはバックグラウンドで臨床研究が行われている点で他のサービスと異なる。

 利用者は臨床研究の参加に同意し、アプリをダウンロードして起動すると「インフルエンザワクチン接種の有無」などについて聞かれ、インフルエンザに罹患したと回答すれば「症状」「処方薬」などについて情報を入力するよう求められる。また、GPSで位置情報、居住地域の気温や湿度などの環境情報、歩行速度・距離などを収集し、インフルエンザの罹患と生活状況との相関をみる。臨床研究では、収集されたデータを元に、インフルエンザの流行状況やワクチン接種の効果などを分析する。

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