総合病院で精神科医療に携わる医療者の疲弊が深刻化している。身体疾患を合併した精神疾患患者の治療や、救急搬送されてきた自殺企図者への精神的ケアなど、病院内の精神科のニーズは高まるばかり。精神科を新設する総合病院も増えている。だが医師や看護師が集まらずに精神科病棟を新設してもオープンできなかったり、離職者が相次いで外来や病棟を維持できない状況に陥るケースも出てきている。入院患者の大規模な地域移行を成功させた「旭モデル」や、臨床心理士を活用し、リエゾンチーム活動と組み合わせる「亀田モデル」のような、大胆な改革が急務だ。
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