「テクノロジーが社会を変える」と聞くと、何か“○○革命”と呼ばれるような革新的なアイテムによって、情勢が一変する現象を想像しがちだ。もちろんそういうこともある。近年でいえば、スマホやタブレットなどの小型携帯端末が、医療界を含めた世の中の姿を大きく変えつつある。
だが、そういう象徴的なアイテムが目立たなくとも、さまざまな技術進歩の積み重ねによって、いつの間にか人々の行動が変化していることもある。今回紹介するのは、どちらかというとそんなタイプの現象。医師の「学習スタイル」に関わる変化だ。
医療技術は日進月歩。新しい治療法や診断機器が次々に出てくる。忙しい中で、効率のいい勉強法を探している医師も多いだろう。
中でも外科系の技術は、文字や写真で伝わりにくい部分が多いので、キャッチアップも大変だ。本来は実地で学ぶのが一番だが、手術見学などで学べることにも限りがある。
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