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リポート◎日本発のエビデンス登場で変わるSSI対策 Vol.2
血糖コントロールは持続インスリン静注で
真皮縫合にSSI予防のメリット、麻酔直後の低体温を防ぐ新手法も登場

 術後の血糖値が高いと手術部位感染(surgical site infection:SSI)の発生率が高くなることが、以前から心臓手術で報告されていた。高血糖では免疫機能が低下することが、その一因だと考えられている。最近、消化器外科や整形外科でも術後の高血糖によりSSI発生率が倍増するといったエビデンスが出てきた。術後高血糖は、院内死亡との関連も示されている(図1)。

 外科的侵襲が加わると、末梢性のインスリン抵抗性が亢進して高血糖状態を来しやすくなるため、糖尿病を合併していない患者でも、血糖値には注意が必要だ。国内外のガイドラインでは、周術期の血糖値の目標は概ね「200mg/dL以下」とされている。

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