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トレンドビュー◎COPD治療薬、選択のポイントは併存疾患と気道可逆性
多様化するCOPD治療薬をどう使い分ける?
正しく吸入できているかも要チェック

 今年9月、慢性閉塞性肺疾患COPD)治療薬として長時間作用性抗コリン薬(LAMA)と長時間作用性β2刺激薬(LABA)の配合剤が薬事承認された。両剤の配合剤はわが国初となる。4月にはCOPDの診療ガイドラインが改訂され、安定期の薬物治療ではLAMAと並びLABAが第1選択薬に位置付けられた。さらに複数の薬剤の開発も進んでおり、新薬が続々登場することも見込まれる。多様化するCOPD治療薬の使い分けのポイントを、呼吸器専門医に聞いた。



 わが国初のLAMAとLABAの配合剤として薬事承認を取得したのは、ノバルティス ファーマの「ウルティブロ」(商品名)。LAMAのグリコピロニウム(商品名シーブリ)とLABAのインダカテロールオンブレス)の配合剤で、専用の吸入器を用いて1日1回吸入する。

 中等症~重症のCOPD患者を対象に、グリコピロニウム/インダカテロール配合剤の有効性をグリコピロニウム単剤、インダカテロール単剤、チオトロピウム単剤、プラセボと比較したSHINE試験では、26週後のトラフ1秒量(FEV1)は、グリコピロニウム/インダカテロール配合剤群で有意に改善していた1)(図1)。

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