厚生労働大臣から昨年4月、独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構(略称RFO)の理事長を拝命し、独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO、ジェイコー)への改組準備を命ぜられました。
RFOは、旧社会保険庁が年金保険料などを使って建てた宿泊施設や会館、医療施設の譲渡または廃止を目的に8年前に設立された組織です。宿泊施設などは前任の水島藤一郎理事長が順次売却を行い、3年前に売却を完了しました。同様に、年金保険料などを使って建てた社会保険病院等についても売却を進めてきました。
しかし地域からの病院存続の要望があり、一昨年に議員立法が成立しました。RFOをJCHOに改組し、全国社会保険協会連合会、厚生年金事業振興団、船員保険会の3団体に運営を委託している、60ほどある社会保険病院・厚生年金病院・船員保険病院を一括してJCHOが管理・運営することに決まりました。改組は来年4月を予定しています。RFOの前理事長は金融機関出身でしたが、売却から一転、病院を直接運営する機構の立ち上げのために、医師である私に白羽の矢が立ちました。
新規に会員登録する
会員登録すると、記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。