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話題の新薬◎13価肺炎球菌ワクチン
13種類の血清型をカバー
7価接種完了児にも追加接種を

 13価肺炎球菌結合型ワクチン(商品名プレベナー13/ファイザー)は、90種類以上ある血清型のうち、13種類をカバーする肺炎球菌ワクチンだ。今年6月に薬事承認され、年内にも発売される。

 小児の肺炎球菌ワクチンは、2013年3月の予防接種法改正で定期接種となった。菌表層の莢膜多糖体に無毒性変異ジフテリア毒素を結合させ、乳幼児でも血清型特異的なIgG抗体を誘導。髄膜炎に加え、菌血症を伴う肺炎や敗血症などの侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)を予防する。

 定期接種には現在、7種類の血清型をカバーする7価肺炎球菌結合型ワクチン(プレベナー/ファイザー)が使われているが、厚生労働省は13価ワクチンの発売に合わせて一斉に切り替える方針。接種スケジュールや対象者は7価ワクチンと同様で、3回の初回接種と1回の追加接種を要する。7価ワクチンを途中まで接種した小児は、残りの回数、13価ワクチンを接種することになる。

 13価ワクチンの国内第3相試験では、健康乳幼児を13価とDPT(ジフテリア・百日咳・破傷風)接種群、7価とDPT接種群に無作為に割り付け、IgG抗体保有率などを比較した。共通血清型に対するIgG抗体保有率では、13価群の7価群への非劣性が示されたほか、追加血清型についても13価群の有効性が期待できる結果となった(図1)。DPTとの同時接種がDPTへの免疫原性に影響しないことも示された。

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