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著者に聞く◎「寄り道」呼吸器診療 呼吸器科医が悩む疑問とそのエビデンス
呼吸器診療の現場で抱いた77の疑問を列挙
倉原 優氏(国立病院機構近畿中央胸部疾患センター内科)


「寄り道」呼吸器診療
呼吸器科医が悩む疑問とそのエビデンス

倉原優 著
4500円(税別)
シーニュ
ISBN978-4-9903014-9-1
A5版、415ページ
2013年5月発行

─本を執筆したきっかけは?
 医師として日々働いていると、教科書には答えがない疑問をたくさん抱きます。そんな答えが出にくい問題について調べた結果などを、「呼吸器内科医」という私のブログで紹介してきました。

 ブログは臨床研修の2年目に始めて、もう6年目になります。私としては勉強日記のような感覚で毎日更新していたのですが、1度、専門医試験を受けるときにブログを中断したんです。そうしたら「やめないでほしい」というリクエストを数多くの読者から頂きました。それを見た出版社の方から、「ブログの内容を基に本を執筆しませんか」と誘われたのがきっかけです。

─77もの疑問を挙げていますね。
 呼吸器科医が日常診療で迷ってしまう、「そこそこ!」という痒いところばかりを挙げました。

 例えば、「労作時のみの低酸素血症に在宅酸素療法は導入すべきか?」という項目では、労作時のみ軽い低酸素血症を来す患者に対する酸素療法のエビデンスや、ガイドラインの内容を基に、私なりの考えを示しました。在宅酸素療法をするとなると、患者さんは鼻カニューラを付けて酸素ボンベを持ち歩かなくてはなりません。患者さんの負担はかなり大きいものです。

 中には、少し言い過ぎたと思う部分もあって、実際に反発の意見を頂いているのですが、患者さんにとって何が大切かという視点で書きました。

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