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トレンドビュー◎iPS細胞、抗VEGF薬、光線力学的療法…
加齢黄斑変性に新しい治療法が続々
薬剤費負担を考慮した新たな投与プロトコルも登場

 厚生労働省の審査委員会は6月26日、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの高橋政代氏が率いるiPS細胞を用いた滲出型加齢黄斑変性への臨床研究計画を、了承する方針を固めた。審議結果を厚生科学審議会科学技術部会へ報告し、今夏には正式に臨床研究が認められる予定だ。

 加齢黄斑変性は、網膜中心部の黄斑が老化することで視機能が低下する疾患。視細胞の桿体と錐体が共存する黄斑の網膜色素上皮と脈絡膜との間に老廃物が蓄積し、継続的な炎症などが起こって黄斑の機能が低下する。萎縮型と滲出型の2つに分けられており、日本人は滲出型を生じるケースが多い。

 滲出型加齢黄斑変性では、脈絡膜から網膜色素上皮細胞の上や下に向かって脈絡膜新生血管が伸張し、その新生血管から血液成分や老廃物が滲出して浮腫が生じ、視力が低下する(図1)。

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