日経メディカルのロゴ画像

トレンドビュー◎難治・重症の緑内障に新しい選択肢
緑内障に新手術「房水をチューブで排出」
既存の線維柱帯切除術の成功率を高めるデバイスも

 わが国の失明原因第1位の緑内障。房水の流出が滞ることによる眼圧上昇(図1)に対し、外科手術が必要な症例では従来、房水の流出路を新しく作るための切除・切開術が行われてきた。しかし、チューブ状のデバイスを眼内に留置して房水の流出路を確保する「チューブシャント手術」が2012年度に保険適用となり、日本でも徐々に広がっている。

 緑内障の治療の基本は、β遮断薬やプロスタグランジン関連薬の点眼で、効果不十分な場合にレーザー照射や手術を検討する。最も多く行われている手術は、線維柱帯を切除して新しい房水の流出路を作る線維柱帯切除術だ。しかし、術後に流出路が癒着したり、瘢痕化によって房水の排出不全が起きることがあった。

この記事を読んでいる人におすすめ