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トレンドビュー◎肝斑のレーザートーニング
不適切なレーザー治療で肝斑が増悪
「保存療法が基本」の徹底が必要

 「経験の浅い施設で、肝斑レーザートーニングを行うケースが、ここ数年急速に増えている。それに伴って、多くの肝斑増悪例が発生している点は非常に問題であり、看過できない」。こう指摘するのは、葛西形成外科(大阪市中央区)院長の葛西健一郎氏だ。

 症例1は、他院でレーザートーニングを行って肝斑が悪化し、同院を訪れた患者。肝斑の一部が白く薄くなり、まだら状(樹枝状)に色素増強を来していた。ほかにも、肝斑が一様に濃くなるケースなど、葛西氏はこれまで30人ほど、レーザートーニング後に肝斑が悪化した患者を診療したという。

 「悪化の原因は分からないが、医師がレーザーの特性を理解しておらず、出力や照射法など技術的な問題があったのではないか」と葛西氏。中には、多発性老人斑を肝斑と誤診され、治療されているケースもあった。

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