日経メディカルのロゴ画像

トレンドビュー◎掻痒感の乏しい皮疹を見たら…
梅毒の見落としにご用心!
2000年代後半から患者数が増加傾向に

「プライマリケア医でも梅毒を診る機会が少なくないはずだ」と語る太融寺町谷口医院の谷口恭氏。

 「当院では毎年、年間10~20人の梅毒患者が新たに見つかる。若年世代の患者を多く診ているプライマリケア医であれば、梅毒患者を診る機会はあるはず」。

 こう語るのは、太融寺町谷口医院(大阪市北区)院長の谷口恭氏。谷口氏は、大阪の都心部でプライマリケア医として多種多様な患者を診療し、患者相談にも応じている。他の疾患で受診した際に、「痒みがなく、皮膚科を受診するほどでもないが…」と切り出す患者を診察したところ、その皮疹が梅毒疹だったという例が珍しくないという。

報告患者数は氷山の一角か?
 梅毒は感染症法により全数把握が必要な5類感染症に指定されており、届け出基準(表1)を満たす場合、患者を診断した医師は7日以内に最寄りの保健所に届け出る義務がある。

この記事を読んでいる人におすすめ