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新たな検査手順を学会が制定、今後の主流に
MRI検査が可能なペースメーカーが登場

 欧州で使用されるようになってから4年、ようやく日本にもMRI対応型のペースメーカーが登場した。10月1日から日本メドトロニックが発売した「Advisa MRI」を植え込んだ患者には、一定の条件は付くものの、MRI検査が行えるようになる。保険償還価格は108万円で、従来型のペースメーカーに比べて8万円高くなるが、患者に大きなアドバンテージをもたらしそうだ。

 従来、ペースメーカーを植え込んだ患者には、MRI検査が原則禁忌となっている。医療機関によってはやむを得ず実施するケースもあるが、過去には死亡例も複数出ている。そのため、そうした患者にはMRIではなくCTによる検査が行われることがほとんどだ。

 ペースメーカー植え込み患者にMRI検査を行った場合に起きるトラブルは主に、(1)ペースメーカーにつながるリードの先端が発熱して心臓組織を損傷してしまうこと、(2)磁場から発生したノイズがリードを通して心筋に意図しない刺激を与えてしまうこと(例えば300回/分での拍動を強いるなど)、(3)ペーシングが停止してしまうこと──の3つだ。

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