日経メディカルのロゴ画像

脂質異常症で最も多いのは高コレステロール血症

 脂質異常症で日本人に多いといわれるのは、高コレステロール血症高トリグリセリド血症混合型高脂血症の3タイプ。日経メディカル オンラインが実施した「脂質異常症に関する調査2009」で、3タイプのうち最も多いものを挙げてもらったところ、調査協力医師(n=761)の64.5%が高コレステロール血症を挙げた。

 調査は、脂質異常症の治療方針、脂質異常症治療薬の処方経験、脂質異常症治療に関する情報ニーズなどを尋ね、脂質異常症治療の現状を明らかにすることを目的に実施した。日経メディカル オンラインの会員医師に調査への協力を求めたところ、10月26日から11月9日までに761人が調査に応じた。

 その中で、日本人に多いとされる「高コレステロール血症(IIa型)」「混合型脂質異常症(IIb型)」「高トリグリセリド血症(IV型)」の3タイプを提示し、現在治療している患者で最も多いタイプを挙げてもらった。その結果、64.5%が高コレステロール血症を挙げ、混合型脂質異常症は25.5%、高トリグリセリド血症は9.7%だった。

 2005年に実施した同様の調査(n=355)では、高コレステロール血症が60.6%、混合型脂質異常症が24.2%、高トリグリセリド血症が15.2%だった。この4年間で高コレステロール血症と高トリグリセリド血症の割合が高まっていた。一方、混合型脂質異常症の割合は、若干だが低下していた。

1週間に診察する脂質異常症の患者は平均45人

 調査では、1週間に診療する脂質異常症患者数や脂質異常症治療薬の処方せんの枚数、合併症などについても明らかにしている。

 回答者761人が1週間に診療する脂質異常症患者数は平均で45人、処方する脂質異常症治療薬の処方せんの枚数は平均38枚だった。専門科目が「循環器内科」の医師に限ると、患者数は62人、処方せん枚数は54枚となった。

 脂質異常症の患者に多い合併症でもっとも多いのは高血圧で81.5%だった。2位は糖尿病(72.0%)、3位は虚血性心疾患(48.0%)だった(図1)。

この記事を読んでいる人におすすめ