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「臨床研修マッチング」の中間公表ランキング
「大学病院を1位志望」は初回以来の4割超え
(2009.10.19追記)

 今年も「医師臨床研修マッチング」の季節がやってきた。第7回目となる今回も、日経メディカル オンラインが独自で入手した中間公表の結果をお届けする。

 今回は、今年5月に見直された臨床研修制度の改正後第1回目のマッチングとなる。改正では、プログラムの自由度を高めて、2年目のほとんどを専門研修に振り分けることができるようになったほか、研修施設の指定基準が厳しくなり、(1)年間入院患者が3000人以上、(2)研修医5人に対して指導医1人以上を配置する-などが定められ、「専門性の高い、大学病院が有利になる」と言われてきた。

 結果は中間報告の時点で第1希望に大学病院を選んだ割合は41%。これまでは第1回46%、2回目37%、3回目34%、4回目36%、5回目37%、6回目38%と推移しており、初回以来5年ぶりに4割を超え、制度変更の一定の“効果”は現れたといえそうだ。特に東京医科歯科大、東大、順天堂大など人気上位の大学については、昨年と比べていずれも10人程度志望者が増えており、人気に拍車がかかった。下位についても、1位志望者が20人以下の大学は昨年は24校だったのに対し、今年は17校にとどまった。

 前年と比較して30番以上ランキングを上げたのは、金沢大(41位:27人→5位:56人)、横浜市大(41位:27人→14位:47人)、昭和大(72位:11人→30位:37人)、関西医大(63位:16人→32位:35人)の4校。一方、北大(17位:39人→50位:29人)、藤田保健衛生大(12位:48人→53位:26人)、滋賀医大(16位:40人→53位:25人)、愛媛大(35位:29人→65位:19人)の4校は30位以上ランキングを下げた。東京医科歯科大のランキング1位は3年連続。一方、最下位の岩手医大も2年連続だった。大学のランキングは、各大学とも本院だけを抽出し、中間公表で医学部6年生の1位希望者数が多かった順に並べた。

 一方、制度変更のわりを食った形の市中病院についても、1位志望者数が20人以上の病院は40。これは39病院だった昨年並みの数字だ。病院の顔ぶれにも大きな変化はなく、“ブランド病院”は制度変更の影響をほとんど受けなかったといえる。

 詳細なランキングは、次ページから大学病院、市中病院に分けて掲載した。

■追加 2009年10月19日に以下の点を追加しました。
・7行目から8行目にかけて、過去のマッチングで大学病院を第一希望とした割合を追記しました。

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