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嚥下障害の重症度を客観的に評価する方法
一般外来で嚥下指導が可能かを判断

嚥下内視鏡を使った嚥下障害の重症度の評価方法を開発した高知大教授の兵頭政光氏

 誤嚥性肺炎の原因となる嚥下障害の診療は、これまで一部の医療機関に限られていたが、最近、在宅や一般外来で嚥下障害を診療しようという動きが広がってきている。それとともに嚥下障害の簡便な評価法として、患者の嚥下能力を鼻咽喉内視鏡を用いて評価する嚥下内視鏡に注目が集まっている(2009.9.8 「広がり始めた嚥下内視鏡」)。

 ただし、嚥下内視鏡による評価には、嚥下障害の重症度を客観的に示す方法がないという課題があった。そこで高知大耳鼻咽喉科教授の兵頭政光氏らは、嚥下内視鏡を使い嚥下障害の重症度を客観的なスコアで評価する方法を開発した。

 兵頭氏が開発した評価法は、1)梨状陥凹などの唾液貯留、2)咳反射・声門閉鎖反射、3)嚥下反射の惹起、4)咽頭クリアランス―の4項目をスコア化し(表1)、スコアの合計点で誤嚥の重症度を評価するもの。

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