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豚インフルエンザ、日本の症例定義がまもなく発表

 どんな場合に、豚インフルエンザの確定例とするか、疑い例とするかを定めた「症例定義」が、現在、日本にはない。厚生労働省は29日~30日にも「日本の豚インフルエンザの症例定義」を発表する予定だ。

 ゴールデンウイーク後半にかけ、海外からの帰国者の中には発熱を呈する例が一定数あると考えられる。それらの患者への対応で医療機関が混乱しないよう、「今週、早いうちに症例定義を発表する」と同課担当者は28日夜に述べた。

 原案は国立感染症研究所が作成し、既に厚労省に提出済み。詳細は明らかにされていないが、世界保健機関(WHO)などの症例定義に沿っているとのことだ(下記のWHO、米CDCの症例定義参照)。

 「曖昧模糊としていて、医師には『これだけで疑い例か』と思われるかもしれない。しかし、まず1つのワクを決めないと診断を先に進められない。現場の医師に、この症例定義をベースにして総合的に蓋然性を判断してもらうことになる。通常のインフルエンザの流行期でなかったのが救いだ。迅速診断キットも日本には潤沢にあるので少なくともB型インフルエンザの患者は疑い例から外せ、かなり絞り込めると思う」と同研究所感染症情報センターの岡部信彦氏は述べている。


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