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時間外の軽症患者から自費徴収
安易な受診に歯止めをかけ、重症患者に専念

 診療時間外の救急外来に患者が殺到し、現場の疲弊感が強まっている。そんな中、軽症患者の安易な受診を抑制するために、時間外診療の費用を自費徴収する病院が出てきた。

 山形大病院は今年6月、時間外に受診した患者から8400円を自費で徴収し始めた。 
 「これ以上現場の負担を大きくするわけにはいかないと考えた。また、本当に必要な人が速やかに治療を受けられるようにするためにも、やむを得ない手段だった」と同大医学部長の嘉山孝正氏は話す。

 保険診療と自由診療の併用は禁じられているが、「保険外併用療養費制度」を利用すれば例外的に併用が可能だ。同制度の「選定療養」として差額ベッドなど10項目が指定されており、自費を徴収することができる。緊急の受診の必要性のない患者が自己都合で時間外に受診した場合は、1992年から認められている。山形大の取り組みは、この仕組みによるものだ。

 制度上、緊急性のある患者からの徴収は認められないため、同院では、以下の6つのいずれかに該当する場合は徴収の対象外とした。

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