特定健診・特定保健指導(メタボ健診)では、住民健診では検査項目になっていた血清クレアチニン(Cr)値が廃止された。血清Crは、心血管疾患の独立した危険因子である慢性腎臓病(CKD)の早期発見に不可欠の検査項目だが、尿検査をメタボ健診の項目に加えるのと引き換えに外された。「腎疾患重症化予防のための戦略研究」の研究リーダーを務める筑波大腎臓病態医学教授の山縣邦弘氏は「5年間の戦略研究の期間中に、血清Crが廃止された問題点を明確にし、少しでも早く、検査項目に加えてもらうよう働き掛ける」と意気込む。
REPORT
【日経メディカル2月号特集「疑問解消!メタボ健診Q&A」連動企画Vol.3】
メタボ健診の検査項目に血清クレアチニンを
筑波大学腎臓病態医学教授 山縣 邦弘 氏
2008/02/15
坂本 正=医療局編集委員
新規に会員登録する
会員登録すると、記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。