日経メディカルのロゴ画像

【日経メディカル11月号特集連動企画◆外来で診る やっかいな咳 Vol.3】
咳喘息の陰に喘息あり
症状が改善したらピークフロー検査を

 「1カ月以上前から乾いた咳が続き、明け方にひどくなる。喘鳴も呼吸困難もなく、呼吸機能も正常」──。こんな症状の患者の疾患として、近年注目されているのが咳喘息だ。

 咳喘息は咳だけを主徴とする好酸球性の気管支炎で、気管支拡張薬が有効な病態と定義されている。多くは1カ月程度の治療で治癒するが、適切な治療を行わないと、一部は喘息に移行することから、その拾い上げが重要だ。咳喘息の診断は、日本咳嗽研究会が、非専門医でもチェックしやすい簡易診断基準(下表)を発表している。

 この基準を使う場合の注意点について、同研究会世話人で金沢大呼吸器内科准教授の藤村政樹氏は、「気管支拡張薬の投与は診断的治療の側面があるので、1週間以内に再診し、気管支拡張薬の効果を確認してほしい。(咳喘息ならば)1週間程度の使用で、咳は止まらないまでも軽減しているはず」と話す。

この記事を読んでいる人におすすめ