今年で5回目となる「医師臨床研修マッチング」。今年も「日経メディカル オンライン」が独自に入手した、中間公表の結果をお届けする。研修医にとっての純粋な大学の人気度を示すデータだ。
表1が中間公表で、医学部6年生が1位希望した数が多い順にランキングした結果だ。トップ5は昨年と全く同じ常連大学。同数1位となった東大、東京医科歯科大は、不動のポジションとなった感がある。3~5位の、順天堂大、京大、北里大も、微妙な順位の上下はあるものの、人気はほぼ定着したといっていいだろう。
トップ10の中で6~10位には大きな変動が見られた。九大、長崎大、京都府立医大が外れ、代わって、神戸大、慶応大、和歌山県立医大がランクイン。中でも、昨年7位(55人)の長崎大が54位(17人)と大きく順位を落とす一方、神戸大が28位(33人)、和歌山県立医大が23位(36人)からジャンプアップして6位(52人)、9位に入ったのが目を引く。
特に、和歌山県立医大の1位希望者は、64人の定員に対して47人。決して恵まれているとはいえない地理的条件を考えれば、研修プログラムの中身が学生に評価された結果といえるだろう。
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