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【日経メディカル9月号特集連動企画◆「後期高齢者」どう診る、どう付き合うVol.5】
認知症への介入に「生活処方せん」

「毎朝6時に庭のお花に水をあげる」。実行できるよう、家族はフォローと見守りを。

 認知症と診断した後、ドネペジル(商品名アリセプト)の処方だけでフォローしてはいないだろうか。認知症は、時間の感覚を持たせるとともに、自分の役割や楽しみを持たせることで、進行を遅らせたり家族とのトラブルを未然に防ぐことができるといわれる。デイケアなどの介護保険サービスを紹介するのはもちろんだが、主治医として、診療の中でも有効な介入をしたい。

 地域医療振興協会地域医療研修センター副センター長の八森淳氏が提案するのは、患者の行動目標を書いた「生活処方せん」。患者や家族に話を聞きながら、患者の判断能力、これまで興味を持っていたこと、過去にしていた仕事や習慣などを把握する。その上で、日常生活で行えそうな作業を考えて時間を決め、日課を“処方”するというものだ。

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